くららノート「プロローグ」
2023年1月27日
今日は、ビーグル犬のくららの命日だ。
くららとの美しく儚い日々の事を私は忘れない。
その悲しみと苦悩の日々の記録を残さなければならない。
それは、くららが旅立ってからずっと私の心にあった使命だった。
2021年7月5日生まれのビーグル犬
高校生の娘はずっと犬を飼いたがっていたが、私は犬を飼うという大きな責任を決断できずにいて、なんとなく犬をペットショップやWebで探していた。
コロナ渦の2021年9月
以前から、ビーグル犬が好きだった私はペットショップのHPでその仔犬を見つけた。
レストランで食事中、娘にその話をするとすぐに見に行きたいと言う。
ビーグル犬ともう1つの候補のジャックラッセルテリアの仔犬も同じショップにいたので、ちょうど良い機会だと思い早速ペットショップに連絡し見に行くことになった。
ペットショップの担当者が、生後2か月半の小さなビーグル犬を抱っこしてきた。
娘は一目ぼれした。
その後、何件かペットショップに行き色々な仔犬を見に行ったが、既に娘はビーグル犬のその子以外もう眼中に無かった。
やれやれ、どうしたものか・・
犬を飼うということはライフスタイルを変え人生の多くを捧げることだ。
悩みながらも。娘が売れちゃうとうるさいのでその週にショップに連絡すると、担当者が不在で店長が出た。
「マンションですか?ビーグル犬は吠えます。遠吠えします。」と冷たい対応だった。
めちゃくちゃ調べたからそんなこと判っているけど、娘はビーグル犬以外なら猫を飼うのと同じと言ってる。
どうやったら飼えるか、様々な問題のシチュエーションを想定して調べまくり悩んだ。
これからの残りの人生を何に使いたいか?
犬を飼うという素晴らしい経験を娘に与えるか?
ふと、自分の年齢から犬を飼うチャンスはもうラストだという事に気が付いた。
最後まで責任を持つ事を考えると、これからもっと犬を飼う可能性は低くなる。
重圧がのしかかる。でも犬を飼うことの素晴らしさを娘に与えるか・・